2012-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

地域医療政策セミナーに参加して その①

 地域医療政策セミナーに参加して
 10月25日、東京都千代田区で行われた、地域医療政策セミナーに参加しました。
 これは、全国市議会議長会の自治体病院経営都市市議会協議会の主催によるもの。
 今年で8回目ですが、私は初めての参加でした。
 報告者は、岐阜市民病院の富田栄一病院長と、一関市病院事業管理者の佐藤元美院長。

 2回にわたってその報告をします。

岐阜地域における病院の役割と今後の方向性 
   岐阜市民病院長 富田栄一氏


 岐阜県は医師不足では全国ワースト2位だが、岐阜地域(岐阜市を中心に人口80万人)に岐阜県総合医療センター、岐阜赤十字病院など30余りの病院が集中しています。
 地方都市の中核的病院の役割は何かを話しました。

心にひびく医療の実践 

 岐阜市民病院は、
  ①患者の権利の尊重、
  ②安全で信頼されるチーム医療、
  ③地域の医療機関との連携、
  ④最新で高度の医療を提供、
  ⑤職員が生き生きと働ける環境づくりを目指しています。

 「心にひびく」とは、医師、看護師、事務職員、清掃員に至るまで、病院に関わる人が、自分に納得できる仕事をすることだといいます。
 そこで、患者からの視点で見た病院評価(日本医療機能評価機構)と併せて、医療従事者からの視点で「働きやすい病院評価」の認定を全国で14番目に受けました。
地域との連携では、紹介、逆紹介(病院から診療所へ)を積極的に行い、入院患者数を増やし、また病床利用率をあげています。

地域連携パスで病状見守る 

 さらに地域の医療機関との連携を進めたのが「岐阜地域医師会連携パス」です。
 これは、病院の枠を超えたチーム医療です。
 病気毎に基本的な治療の流れを表にしています。
 病院が患者の治療方針をきめ、治療、投薬、日常生活管理はかかりつけ医が行います。
 定期的に病院で検査をし、さらに治療を進めていきます。
 現在は、狭心症とウイルス性肝炎が対象ですが、今後さらに広げていきたいそうです。
 これがうまく運用できたのは、医師会の協力が大きかったといいます。

 最後に富田院長は、患者がなくなっても、その家族が自分もかかりたくなる病院が「心にひびく医療」であり、そのためにもマンパワーの確保が重要だと強調します。
 それが医療の質の向上につながり、収益をあげることにもなると強調していました。 

    P8081443.jpg
      

 地域の医療機関(開業医)との連携で、慢性疾患の患者を継続的に診ていくシステムを構築するためには、お互いの信頼関係を築いておかなければならないと思います。

 病院や開業医が、互いに連携してひとりの患者を見続けることは、そうそう簡単にできることではないので、岐阜の取り組みにおおいに関心を持ちました。


スポンサーサイト

地域医療政策セミナーに参加して② 住民と話し合う医療

医療政策セミナー報告その②です

住民と話し合う医療
  一関病院事業管理者 佐藤元美氏


一関市は岩手県の南端に位置しています。
 一関市国保藤沢病院は合併前の町立病院で、地域住民の強い要望で残されました。
 地域包括ケア、老人保健施設、特養ホーム、デイサービス、グループホーム、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所の7事業を、一関市病院事業として一体的に運営しています。
佐藤院長は岩手県の無医村に生まれたこと、数学をやりたかったが、一つだけ合格したのが自治医大。
 だから私はいまここにいる、とユーモアたっぷりの自己紹介から始めました。

 平成4年、藤沢町に病院をつくるために移ってきて、5年から病院長。内
 科、外科、整形外科のみ。それでも何でもこなさなければならない。
 経営状況は良好で、平成6年以外は黒字決算。
 一時、藤沢町の一般会計に1億6千万円も貸し付けました。
 病院はこの地域では1つだけ。
 競争の無い地域でも質の維持・向上を図っている。
 建物をつくっただけでは病院ではない。
 理想の医療を実現すれば、スタッフ、患者は集まる。

ナイトスクールで住民と対話

 藤沢病院が開院して1年後から苦情、意見が急増。
 そこで住民と直接話し合うナイトスクールを始めました。
 年1回、農業が忙しくない時期に地域の集会所で開催。ナイトスクールを行うことで、住民が病院を知り、育て、支える意識が生まれました。
 その結果、無診療投薬の要求が激減、待ち時間のクレームが減り(実際は全く変わっていない)、未収金が減少した。
 さらに、住民からの寄付が増大した。購入した機器には寄付者の名前を書くので、みんなで大切に使うそうです。

 佐藤氏が「なぜ、僕が藤沢病院に来ようとしたかというと、町役場は2階建ての冷房もないオンボロだったけれど、特養ホームや病院の建物が立派につくられていた。
 この町なら、住民を大切にする医療ができると思ったからです」
 という言葉が印象的でした。

P8071419.jpg

今回のセミナーは、まったく状況が違う二つの病院運営について、きわめて示唆に富んだ講演だったと思います。
自治体病院にもいろいろあります。
大都市圏での、周辺に競合する病院・診療所がたくさんあるところで、どう病院経営を維持していくか?
人口1万人足らずで地域の地域医療を支えていけるか?
厚木市立病院は、どんな特徴を出していくのでしょうか。

緊急事態基本法制定を求める 議員提出議案に反対

緊急事態基本法制定を求める 議員提出議案に反対しました。

 9月議会は10月5日に終わりました。
 最終日に、会派・厚木みらいから、議員提出議案第8号 緊急事態基本法の早急な制定を求める意見書が提案されました。

 それに対して、次のとおり、反対の討論を行いました。
   
  ブログ用写真 つゆ草
 

 【討 論】

 最初に、基本的なことを言えば、大規模自然災害と安全保障・外交上の問題は、「緊急事態」として一括りにできるものではありません。この意見書案には、その混同、混乱が見られます。

 「意見書(案)」には「日本国憲法に非常事態条項が明記されておらず、平時の体制のまま国家的緊急事態を乗り切ろうとすると、現場の最前線で活動する自衛隊、警察、消防などの初動態勢において救援などに様々な支障をきたし、その結果さらに被害が拡大することになる」といっています。

 しかし、今回の大震災においてどのような事態が起きて救援に支障がでしょうか、
 今回の大震災、とくに福島の第一原発事故では、まさに初動態勢の遅れによって、周辺住民の方々に甚大な放射線を浴びせることになりました。
 それは、原発であれだけの大爆発が起きたにも関わらず、さらに、緊急時迅速放射能影響予測システム・スピーディによって、このときすでに放射能がどう拡散していくのかわかっていたのにも関わらず、政府が流し続けたことは「ただちに健康に影響はありません」というものでした。
 住民への情報は遅れに遅れたのです。初動態勢が問題だというのならば、今回の事故では政府の初動態勢の遅れでこそ被害が拡大したわけです。
 つまり、災害対策基本法の課題であり、それ以上に政府の統治能力、危機管理能力の問題として考えるべきです。
 
 災害対策基本法では、第一条で、国土並びに国民の生命、身体及び財産を災害から保護するため、防災に関し、国、地方公共団体及びその他の公共機関を通じて必要な体制を確立し、責任の所在を明確にするとともに、防災計画の作成、災害予防、災害応急対策、災害復旧及び防災に関する財政金融措置その他必要な災害対策の基本を定めることにより、総合的かつ計画的な防災行政の整備及び推進を図り、もって社会の秩序の維持と公共の福祉の確保に資することを目的とする、としています。
 この法に基づき災害緊急事態布告や警察法に基づく緊急事態の布告があり、いずれも内閣総理大臣が発することになっているのであります。

意見書(案)では、尖閣諸島海域における中国漁船による海上保安庁の巡視船への衝突事件や、北朝鮮による核ミサイルの脅威も存続するなどとして、緊急事態に備えることは喫緊の課題だとしています。
 しかし、いまでも海上保安庁のことでいえば、現行法で対応できることは十分認識されているところです。
 北朝鮮やロシア政府要人などの問題はまさに、外交努力によっての解決に全力をつくすことこそ求められています。

いま、なすべきことは、大規模自然災害や原発事故など、多くの方々の苦難、悲しみのなかから学んだ経験を生かし必要な措置を具体的に急ぐことです。有事を一般化し、戦争やテロと災害を同列視することではありません。

 以上、議員提出議案第8号 緊急事態基本法の早急な制定を求める意見書についての反対討論といたします。

«  | ホーム |  »

ご挨拶

くぎまる久子

Author:くぎまる久子
 安倍暴走政治を許さない!
 戦争法案を、国民の反対を押し切って成立させ、立憲主義・民主主義をないがしろにしています。その流れは、国民のくらしや福祉の破壊につながります。地方自治体は、地域住民の福祉を増進し、国の悪政の防波堤とならなければならないのに、国言いなりの政治が続いています。
厚木市議会では、議員有志が党派を超えて戦争法反対の声明を出しました。これからも共同の力の大きくして、平和とくらしを守るために力を尽くします。
 私は、住民の目線で市政を見つめ、国政のひどさを実態として明らかにしながら、市民の幸せを実現するために頑張ります。
 現在、厚木市議会では議会改革を進めています。行政の監視役であり、市民の福祉増進のための政策立案を担っていくために議会・議員が質的向上をすることが求められています。私は、広報広聴特別委員会の委員長・副委員長として、市民に身近な議会の実現を図ってきました。
 これからも議員の役割をしっかりと果たして行きたいと思います、

プロフィール

●1947年、小田原市生まれ。。
●神奈川県立小田原城内高校、静岡県立女子短大国文科卒業。。
●平塚江陽中学校教諭、神奈川県職労愛甲支部書記。新婦人厚木支部事務局長・支部長を歴任。。
●1994年厚木市議会議員初当選。現在6期目。。
●市民福祉常任委員、広報広聴特別委員会委員長、厚木愛甲環境施設組合議員。。
●厚木市毛利台在住。

カレンダー

09 | 2012/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

くぎまるムービー


ブログランキング

 クリックをお願いします。 にほんブログ村 政治ブログ 地方自治へ
にほんブログ村

最近の記事

リンク

このブログをリンクに追加する

日本共産党 厚木市議員団


kugimaru.jpg
kayako2.jpg

スライドショー

       

15057157_POS-B_01_1.jpg 2014006_kenpo_01_1.jpg 201204_poster_01_01_1.jpg 20131031_himitu_01_1.jpg 201502-pos-fukushi_01_1.jpg

新着情報

ブログパーツ探すならココ!

カテゴリ

議会報告 (120)
活動レポート (277)
ちょっと一息 (158)
お知らせ (8)
未分類 (3)

携帯に更新情報をお知らせ

月別アーカイブ

ブログ内検索

最近のコメント

最近のトラックバック

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。